
先週、布と針と糸の祭典、東京国際キルトフェスティバルを観に、東京ドームへ行ってきました。
お客さんの99.99%が女性、平日ということもあって、50~60代の方が多くいらしていました。
東京ドームに行くのは久しぶり。野球観戦はもちろん、ローリングストーンズのコンサート、死ぬほど行きました(^_^;懐かしい。
その頃にはなかった東京ドームホテル、大きい~。すっかり都心から離れて暮らしている自分を再認識。
子供達が幼稚園・学校に行っている間なので、電車に乗るのもスイスイだったし、OL時代に戻ったような気分、と言ったら大げさですが、都心というのもいいものです。
会場全景。壮観です。出品作品の展示を取り囲むように物販のお店がたくさん出ていました。
最初に行ったのは特別招待・ニットデザイナー広瀬光治さんのブース。(^_^;ええ、私、裁縫が苦手なのですが、編み物が大好き♪やっぱりここから見ておかないと!ということで。
プリンス広瀬(敬称略ですみません。以下同様で。)の作品を間近で見るのは実は初めて。すごい、すごすぎる!これが手編み?・・・完全にキルトから離れてしまう私の心(^_^;
プリンス広瀬のパッチワーク的な作品はニット作品を作る時に作るゲージを繋ぎ合わせたもの。
手編みなんだなぁ~~~やっぱりそれでも上手だなぁ、としげしげと見つめてしまいました。
噂に名高いニットのウェディングドレスも見られました♪本当にすごいですよ・・・。はぁ~(*^_^*)


一応テーマがキルトになっていて、キルト作家のイメージでニットを編んでいたり。でもやっぱり編み物。次は本物のプリンス広瀬が編んでいるところを見たいなぁ。
と気を引き締め直して、キルト作品へ。最初に日本のキルト作家30人展。
正確な運針、緻密なデザイン、そしてキルトワーク(というのかな?)。
どれもすごい作品ばかり。それぞれの方が持つデザイン力というのを感じました。


中央には日本キルト大賞受賞作が4つ並んでいました。どれも大作。こういうのは本当にすごいとしか言いようのないものでしょうか。
展示は裏もちゃんと見られるようになっていました。
こういう作品は全国から集まってくるのですが、いったいどれくらいの時間をかけて作っていくのでしょう?
これらを作っていく過程のようなものを見てみたいなぁと思いました。
次に私のキルトワールド。有名キルト作家とお教室の生徒さんの作品で構成される個性豊かなキルトの世界。この中にキャシー中島さんの作品がありました。
有名なハワイアンキルト作家でいらっしゃるけれど、作品を見たのは初めて。
忙しい方だと思うのですが、すごいパワーを感じました。
今年のモチーフはハウス、ということで、NHKのおしゃれ工房でもハウスキルトを募集していました。
その作品を集めてキルトに仕立ててありました。
あとで知ったのですが(何しろ素人なので)、ハウスキルトというのはキルトを始める場合の基本が詰まっている初心者向けなのですね。
簡単そうに見えて実は難しい!
ふと見上げると東京ドームの電光掲示板がシートで覆われていて、イベントっていろいろなところで気を遣ってこそ成功するのね、と妙なことに感心していました。
機械でのキルティングはミシンではないようです。こういうところ無知なので、知っている人と一緒がよかったな。
キルトは2枚の布の間にキルト芯というフェルトのようなものを挟み込んでいるものだそうですが、それにパッチワークや刺繍をほどこしたりしていくとバリエーションが広がっていく、ということだと思います。
パッチワークキルトをやっている友人によると、パッチワークの場合はいくつもの布を縫い合わせていくので、ずれないように気をつけながらソーイングしていくところが非常に難しいのだとか。
布の質や布の織りの方向などによって伸縮が生じ、それで思うようにはぴったりといかないのだそうです。
たしかに待ち針の打ち方など、私にはとてもじゃないけどできそうもない感じ。
ミシンでキルティングしていく方法もあれば、ひと針ひと針縫っていく方法もありで、本当に奥が深い手芸です。
展示作品をひと通り観たつもりだったので(でも後で田川啓二さんのビーズワークやその他いくつか見落としていたことを知りましたが・・・(^_^;)、展示の周りにそれ以上に出ているお店をひやかし。
パッチワーク用の布や古裂を品定めして、友人や伯母のためにお土産を購入。
スタンド下ではお弁当販売コーナーがずらり。
そしてスタンドではお弁当を食べている人々が。
こういうのアリなんですね。じゃ、持ち込みもありなのかしら。
とりあえず私は会場を後にしました。
その前に見た子供達のキルト作品。まだまだデザイン的にも未熟な感じですが、私よりもずっとずっと上手。
でも心なしかほっとしました。
今回の展示物は完璧すぎたのです。
一分の隙もない、完璧なキルティング。パッチワークも刺繍も工業製品のような正確さ。
子供達の作品はデザインも自分の絵をモチーフにしていて、微笑ましく、手芸部でわいわい楽しみながらキルトに取り組んでいるような光景が目に浮かぶのでした。
キルトフェスティバルを観に行って、これから手芸をまた楽しむ時間が取れるようになったらいいなぁと思いました。
手作業って何をしていても本当に楽しいものです。
良い時間を過ごせました。
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